★渋くてかっこいい中年男、ランバ・○ルを作るぞ計画★
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プロセス1;まずはアタリを取ろう(4/12現在)・・・前途多難

まずは、せっせと手描きで、イメージをつかみます。

・・・掴み切れませんけど、このままでは一生仕上がらないような気がするので、とにかく先に進みます。

手書きのイメージを元に、shade上でアタリを取ります。

2Dのテンプレートだけより、この方がきっと作業が進みやすいのではないかと。

どうでしょう?ランバ・○ルに近づいたでしょうか!?(・・・無理があるかも)

プロセス2;ひな形を作ろう(4/15)

さて、モデリング開始です。

まずは、「ひな形」ファイルをインポートします。・・・そんなファイル、持ってるわけないだろ!と言う声が聞こえたような、聞こえなかったような。

はい、では、簡単に作り方を説明いたします(^^;顔の左側半分で作っていきます。右側は、しばらく「リンク」で行きます。

1;ハンドルを出さないカクカク状態でおでこのラインを作り、自由曲面に放り込みます。

2;そのラインをコピー>直線移動で下に増やしていって面を貼っていきます。

3;最後に口の位置でくるっと回転コピー。

4:それぞれのポイントの位置を調整します。

こんな具合です。お分かりになりましたか?

この状態のウチにダミーでも良いので眼球は用意しておきます。

プロセス3;モデリングを始めよう。(4/16)

さて、本格的にぽん式完全一体型顔モデリングの開始です。

ひな形を下絵に沿って修正していきます。上の図を参考にして下さいね。

そして、左の図のように縦方向に2本、横方向に1本ラインを追加していきます。

ポイントの位置が適切ならば、全部のポイントにスムーズをかけると、ほ〜ら、なんだか人間の顔っぽくなります。ポイントの位置が不適切ならクリーチャーが出てきます。

ハンドルがあってラインが増えてくると編集が大変なので、この段階でイメージ通りの顔になるように詰めていきます。

ポイントの修正>スムーズ>アンスムーズ>ポイントの修正・・・を何度も繰り返して、スムーズをかけた時にイメージに近い人間の顔らしきものが現れるまで、試行錯誤を繰り返しましょう。

この段階なら、修正も楽々です〜・・・のはずです。

まだ、ランバ○ルに見えないので、もっと試行錯誤が必要ですね。

プロセス4;雰囲気が掴めてきたような気がする。・・・・それは錯覚(4/17)

ポイントの修正>スムーズ>アンスムーズ>ポイントの修正・・・の単調なスパイラルにもそろそろ飽きてきました(オイ)。ちょっと、別なことをしましょう。

雰囲気を掴むために、ランバ○ルの特徴である、ひげと眉と髪の毛を付けましょう。この段階では、雰囲気を掴むためのダミーなので、簡単に作ってくっつけます。あ、なんか似てきたような気がする。(気のせい)

では、そろそろ、本番スムーズをかけましょう。

このまますべてのポイントにスムーズをかけて自動的にハンドルを出しちゃうと、16日付けの画像を見ても分かるように中心の所がとんがっちゃいますね。右側のリンク形状と綺麗に繋がるようにするにはY軸に垂直にハンドルを出してやる必要があります。

そこで、プラン1.自動でハンドルを出し、あとで修正。プラン2.中心のポイント以外自動でハンドルを出し、中心は手作業でハンドルを出す。・・・両方面倒かも。では、プラン3と行きましょう。

中心から一本外側のラインを、反対側にコピーしてやります。このとき、拡大縮小コピーを使って、リンク形状の該当する位置に重なるようにしてやると、手軽だと思います。その後、ブラウザで順番を整えて、全部のポイントにスムーズをかけます。ほ〜ら、簡単にY軸に垂直なハンドルが出ました!あとは、不要なラインを削除してやれば良いだけです。

ほらほら、人間の顔っぽいものが現れました♪

プロセス5:ハンドルを編集しよう(ぽんが自由曲面でないとモデリングできない訳)・・・(4/18現在)

長男が、私のモニターをのぞき込んで言いました。「ママ何作ってるの?」、ぽん「何に見える?」、長男「変なおじさんに見える!」

よし!よけいな一言がついていたけど、それは忘れよう!子供の目でもおじさんに見える!よしよし!、路線は間違ってないぞ、このまま突き進もう!

さてさて。全部のポイントにスムーズをかけました。はい、これで人間の顔のできあがり♪・・・だったら、ぽんは、ポリゴンでも自由自在にモデリングできることでしょう(TT)私には、それは無理です。ポイントの位置だけで形をとらえるなんて。

ここから、ハンドルの編集作業をします。これで、自分の意図した形、イメージした顔のラインに近づけていくわけです。

鼻は、ハンドルをやや短くして団子鼻からキリッとした鼻にします。鼻の付け根〜口角〜下唇のラインもハンドルを編集して形を整えます。

この段階では、ほとんどポイントを移動しなくても、ハンドルの編集だけで形が整ってきます。多分(^^;

プロセス4:皺は取る物ではなく作らない物、を合い言葉に(^^;・・・(4/19現在)

このままではラインが少なくてハンドル編集だけでは形が作れません。ここから、必要に応じてラインを増やしていきます。ラインが増えてくると問題になるのが、自由曲面の最大の難関「皺取り」・・・めんどくさい作業ですね。出来ればやりたくありません。

なので、作らないようにするのです!ラインを増やす前に、キチンと形が整えて、ポイントの移動は最小限に心がけます。なるべく皺は作らない。リアル皺と一緒です。

まず、赤いラインと黄緑のラインを追加。これで鼻の骨のライン、小鼻、鼻の下の窪みを作ります。

青いラインを追加。下唇の形を整え、口角の窪みを作ります。女の子ならここはグッと窪ませるとキュートですが男なので控えめに。下唇の上に上唇が乗るように整えましょう。

紫のラインを追加。今回は、近くに3本のラインを並べ、真ん中のラインを窪ませることで目を開けました。

で、形を整えていきます・・・。今回気を付けたのは、男性らしく骨格を意識したモデリングです。鼻の骨、ほお骨、眉の骨の出っ張りを感じられるでしょうか?それから、加齢による皮膚のラインの崩れも、少々。口周りはくすみやすく、崩れやすいですね・・・私もそろそろ(TT)  

でも、なんか、人間らしくなりましたね。では、調子に乗って、仮の皮膚テクスチャを貼って、ダミーの眉毛とひげも一緒にレンダリングしてみましょうか。

こちら。・・・微妙?(^^;

プロセス5:細部を作り込んでリアルに!?・・・(4/20現在)

女の子キャラを作る時、テクスチャを作る作業や可愛く見せるための微調整は楽しい作業なのですが、男性キャラの場合はちょっと楽しくないです(^^;なので、サクサク進めちゃいましょう。

昨日、目元が若いのでは、と言うご指摘をいただきました、アップしてみる物ですね〜こうしてアドバイスをいただけるなんて!早速調整してみましょう。

目元も、加齢でラインが崩れやすい部分です。瞼は垂れ下がり気味に整えます。瞼を作るためにラインを計3本追加しました。上瞼も二重にしますが垂れて被さるような感じにします。

次にテクスチャを作り込みます。中年男性の肌って、どんなのかな?キメは粗く、毛穴も広がり気味なんだろうなぁ・・・。と言うことで毛穴用のバンプをちょっと大げさに入れてみました。さらに、皮膚の流れに沿って細かい皺を入れ、目尻やおでこに大きめの皺を入れます・・・あぁ・・・お化粧テクスチャと違って皺テクスチャを作るのはあまり楽しくないよぉ(TT)

そんなわけで、この辺で切り上げちゃいます(オイ)

んで、有り物の耳をインポートして、こんな感じ。・・・皺、やりすぎたかな(^^;

プロセス6:パーツをくっつける・・・(4/22現在)

いろんなパーツを付けて、バランスを見て、顔はそろそろ切り上げにしても良いかなぁ・・・・(^^;

眉毛、ひげを作ります。モデリングは簡単です。ほとんど板ですから。テクスチャを貼って、透明で抜くので、ちょっと大きめにしておきます。

後頭部は、顔の一番上、横の線形状をコピーして、自由曲面に入れ、下にコピーして面を貼っていきます。

首は、顔の縦の線形状を取りだし、顎より上の不要なポイントを削除して、自由曲面に入れ、下にコピーして面を貼っていきます。これだけでは、首は前半分しかできません。なので、切り換えて線形状を増やして首の後ろも作っていきます。

この手順でやれば、顎のラインと頭頂部はシームレスに繋がります。

その気になれば、後頭部と顔、後頭部と首も、記憶・適応でシームレスにつなげることも出来ますが、まぁ、髪の毛で隠れるところなので、今回は切り目ばっちり見えますです(^^;